ネットには4,5,6月には残業するなとの情報が溢れている。
理由は、4,5,6月の給与の平均で①健康保険料 ②厚生年金保険料の1年間(10月から)の額が決まるというもの。
4、5、6月に給与に含まれる残業代は多くは3、4、5月のものだから、正確には3,4,5月に残業するなってことになります。
損するっていうけど、損の定義がよくわからない。以下のどっち?
1)年間で手取り減る。
2)年間の手取りは増えるけど、残業する価値が少ない(時給換算すると良くない。)
ちょっと考えてみた。
<考える際の条件>
1.引かれるものを以下と置いた
健康保険料率:10% (半分が会社負担)
厚生年金保険料:18.3%(半分が会社負担)
と考えると、これらで持っていかれる金額は15%くらい。
住民税、所得税の合計が15%
2.増えるもの。
4,5,6の給料の残業代を月10万とすると、
合計で30万となる。
<計算>
3,4,5月に残業した場合
年間の社会保険料の増加額は
10万円x15%x12=18万円
あと、住民税、所得税が15%と考えると、
30万x 15%= 4.5万円
収入は 30万-18万-4.5万=7.5万
つまり、手取り的には7.5万円増加する。
ってことで、換算すると1/3とかに残業代の手取りがなるので、時給換算するとあまり良くない。だから、損だと言われている。
ってことかな?合っているのか自信はないが。
ただし、3,4,5月に残業したのに無理に残業時間をゼロで申請するとか
3,4,5月に無理に残業しないとかする必要は全く無いと個人的には思う。
年収増えた方が厚生年金が増えるとか言うしね。